友人・恋人関係の土台になる信頼と絆の構築でモテる方法

信頼なくして友人・恋人関係には発展しない

見知らぬ異性に突然告白されたら戸惑いませんか? なんで好きになってくれたのか不明ですし、好きだという言葉そのものを信用していいのかどうかわかりません。そのようなあやしい相手についていいたり、連絡先を紹介したり、自分の家の場所を教えたりするのは気が引けます。わからないから怖いのです。

つまり、信頼関係なくして友人・恋人関係はあり得ません。疑いの気持ちしかないその相手を、大切なご家族に「友人です」「恋人です」とご紹介できないと思います。大切なご家族を傷つけられては困るからです。ご家族に自信をもってご紹介できる信頼関係があってこその友人・恋人関係です。

そもそも信頼とは

信頼とは信じて頼ること。頼りにできると信じること。誰に、どのようなことで、頼ることができるのかをしっかり考える必要があります。

例えば中間試験や期末試験。毎回必ず全教科100点を取るAさんと、毎回必ず赤点を取るBくんがいるとします。勉強を教わるとしたらどちらから教わりますか? 悩むまでもなくAさんを選択するでしょう。まさにAさんは頼りにできると信じられる人です。

ですが実はAさん、教えたことをすぐにできないといい方がきつくなるのです。覚えの悪い人に「もう無理」といってさじを投げてしまったのです。するとAさんには新しく、それでいて不名誉な信頼が追加されます。Aさんは、覚えの悪い人に厳しく、面倒見がよくない人だと、周りに認識され、そういう意味で信じられるようにもなるのです。

毎回必ず全教科99点をとるCくんがいるとします。Cくんは、覚えが悪い人に対してもずっと丁寧。根気よく最後まで教えてくれる人でした。つまりCくんには、覚えの悪い人にも優しくて丁寧。面倒見がよい人だと周りに認識され、信じられるようになります。

Aさんのイメージは「常に100点の帝王かつ怖い」。Bくんのイメージは「赤点」。Cくんのイメージは「無冠の帝王かつ丁寧で根気強い」といったイメージになるでしょうか。

信頼とは、周りの人のイメージという約束を守り続けることで構築されていきます。Aさんがこれからも100点を取り続け、覚えの悪い人にやさしくないのであれば、「常に100点の帝王かつ怖い」という、より強固なイメージとして定着します。しかしもし点数が下がったり、覚えの悪い人にも優しくなれば、また異なるイメージに変化、信頼できる内容が変わるのです。

信頼は企業ではブランドと呼ばれています。あなたというブランドはどのようなものなのか、そういった視点が重要になります。

絆について考える

「絆(きずな)」とは、人と人との離れがたい結びつき、つながりのことです。馬などの動物を繋いでおく綱のことでもあります。「絆(ほだし・ほだす)」と読むこともでき、こちらの意味は人の自由を奪う鎖や手かせのことになります。つまり束縛のこと。

ポジティブな意味で使われることの多い「絆」ですが、悪く言うと手かせ。綱などの束縛あってこその「きずな」です。「ほだし」がなければ「きずな」は生まれません。

例えば物理的な赤い糸を想像してみてください。付き合いたてのカップルにとって赤い糸は「絆(きずな)」といえます。二人はまだお付き合いしたばかり。赤い糸はイチャイチャできる言い訳になります。職場でも離れることができないので、同じ部署、同じチームで働くことになります。仕事中にイチャイチャしているように見えても誰にも文句を言われません。赤い糸があるので仕方がないのです。

しかしそのカップルも、5年後、10年後にもなると赤い糸に対する気持ちが変わってきます。「絆(きずな)」ではなく、「絆(ほだし)」と認識します。長年連れ添った二人にとって赤い糸は、もはや拷問と言える枷となります。

つまり、友人・恋人関係は信頼関係という土台の上に成り立ち、土台と友人・恋人を繋ぐ糸として絆が徐々に増加していくことになるのです。信頼という土台が、頑丈であればあるほど友人・恋人関係が崩れにくいものとなります。そして、絆が多ければ多いほど距離が近くなります。

相手に絆が、”きずな”とおもわれるか、”ほだし”と思われるのかはあなた次第。ポジティブなイメージでブランディングし続けていれば、相手に「きずな」として感じてもらえます。ネガティブなイメージでブランディングし続けていれば、相手に「ほだし」だと思われます。

相手に”きずな”として感じてもらえれば、相手はあなたと一緒にいて幸せを感じます。一方相手に”ほだし”だと思われれば、本当は離れたいのに、離れることができない関係ということになります。

“ほだし”のわかりやすい例が借金です。相手にお金を貸している場合、その相手がどんなに嫌な奴であっても離れることができません。自分がお金を借りている立場でも同じ。相手がどんなに嫌な奴であっても、相手の立場の方が上なので逆らいにくいのです。お金を返してもらうまで、もしくは返しきるまでは、離れたくても離れられません。

打算について考える

結婚相手に求める第一条件として経済力をあげる人たちをどう思いますか? 嫌悪感を抱きますか? それともクズだと思いますか? もし否定的な感情をお持ちの方がいれば、ぜひこの機会にその考え方を払拭しておきましょう。

なぜなら人はみな打算的だからです。何をするにも、何かを選択するにも、まず最初に自分が得するのか損をするのかを考えるのです。考える余地のない、咄嗟に取った行動は例外。考える時間があるのであれば損得勘定が働きます。

人が打算的であることを知って受け入れていないと、今後のコミュニケーションや、友人との絆構築に支障を来たします。基本的に人はみな「ほだし」をたくさん持っている人に惹かれるからです。とても打算的。

お金を大事にするのか、その他の何かを大事にするのか、価値観の違いはあります。価値観が違うだけで、打算的な考え方をするあなたが、同じく打算的な考えをする、お金を一番大事だと考える人を否定することはできません。大事だと思っているコト・モノが違うだけだからです。

価値観、楽しさ、お金、人柄、恋愛感情、仕事、尊敬できるところ、容姿など。結婚相手に求める条件は様々ありますが、みんな揃って打算的。生物界の頭脳派らしく、とっても人間っぽい考え方です。

一卵性双生児の双子、TくんとKくんを例に考えてみます。Tくんとは価値観が合い、一緒にいるだけで楽しくて、さらには経済力まであります。一方、Kくんとは価値観が合わず、無職かつ無収入。どちらか一方とお付き合いしていいと選択権があったなら、あなたはどちらとお付き合いしますか?

みなさん「ほだし」の多いTくんを選ぶでしょう。TくんとKくんの親御さんや容姿は全く一緒なのですから、その他の点でよりいい方を選ぶのが自然です。こうして自分自身も打算的であることを理解していないと、他人の打算的行動を許せなくなります。

他人の打算的な部分を見ただけでがっかりしていたら、人と絆を結ぶことなんてできません。あなたが信頼できる人、絆を構築できる相手を友人や恋人にしたいと思うのと同じだからです。あなたもこれから、信頼できることと絆を結ぶことができることを増やし、友人を増やしたり、恋人をつくったりすることになるのです。

信頼とパーソナルスペースの関係性

パーソナルスペースは目に見えない自らの領域のこと。侵入してくる相手によって不快に感じる距離が変わります。

  • 公衆距離:3.5m以上
  • 社会距離(上司):1.2mから3.5m
  • 固体距離(友人):0.45mから1.2m
  • 密接距離(恋人):0.45m以内

一般的なパーソナルスペースを箇条書きにしてみました。パーソナルスペースに侵入する相手への信頼度により不快に感じる距離が異なります。箇条書きは一般的な距離であり、人それぞれに違いがあります。しかし参考にはできるので、ある程度相手との距離感で相手の自分に対する信頼度を推し量ることは可能です。

例えば、あなたの周り、1.2m以内に平気で入り込んでくる相手がいた場合、あなたがそれを不快に感じていないのであれば、あなたとその相手の信頼関係は同じレベル。つまり友人関係レベルとなります。

もし1.2m以内に入り込んでくる相手に対して不快感を感じるのであれば、相手だけがあなたを信頼し、あなたはその相手を信頼に値しない人だと思う、いびつな関係である可能性があります。

相手との「ほだし(特技)」がないのに口説くと失敗する

イケメンや美女は、初対面であっても相手を口説き落とす可能性が高いといえます。初対面にもかかわらず、信頼という名のほだし(特技)を相手に感じさせるからです。どういうことなのか?

まず第一に、イケメン・美女とお付き合いすると、自分にとってはイケメン・美女だとは思えなくても、周りの人に「イケメン・美女とお付き合いできて羨ましいな」と思ってもらえ、優越感を得られるのです。「優越感を得られると信じることができる相手」だと思わせる容姿そのものが信頼感でありその人固有のブランドになります。

次に、自分自身も好みの見た目だと思っている場合には、自分自身の「癒し」効果を期待できます。色気ある容姿であれば、お付き合いすることで性欲が満たされます。つまり、「私を癒してくれる、もしくは性欲を満たしてくれると信じることができる相手」だと思わせる容姿そのものが信頼感です。

最後に、イケメン・美女だと思わせるその努力です。努力しないとイケメン・美女は維持できません。ナンパしてきたその人間が、容姿という一点に限り努力できているということだけは、見た目だけで把握できます。一つ努力できるのであれば、他の努力だってできる可能性が高いのですから、「努力できる人間だと信じることができる相手」だと思わせる信頼感が発生します。

つまり、イケメン・美女は、知らない相手に対してすでに3つもの「ほだし」を持っているので、最初から信頼関係を構築できてしまうわけです。このナンパを断ったら、これほどのイケメン・美女とお付き合いできるチャンスがないのではないかと損得勘定がはたらくのです。「知らない相手で怖いけど、この人のほだしを失いたくない」という心理です。

お金持ちもまた、イケメン・美女と同じくらい強く、見ただけでわかりやすい「ほだし」になりえるものを持っています。例えば、仕立てのいいブランドの服を着こなし、いい車に乗って、いい時計をしているだけでオッケー。お金持ちは、イケメン・美女と同じように、「優越感を得られると信じることができる相手」「私を癒してくれる、もしくは欲求を満たしてくれると信じることができる相手」「努力できる人間だと信じることができる相手」という信頼感を、初対面の相手に与えることができるのです。

しかし、イケメン・美女ではなく、お金持ちでもない人には、見た目だけで自分の「ほだし」となりえる特技で相手を魅了できません。つまり、その他の「ほだし」になりえる何かを知ってもらい、相手にひとつないし、二つ、できれば三つ以上の信頼関係を構築してからでなければ、恋人になることができないということになります。

ですから、好きになったらすぐに告白する、相手を口説くといった方法はおすすめできません。口説き落とすまでに時間を要し、口説きながら、相手との信頼関係を構築していくといった努力が必要になるでしょう。