なぜ「おしゃれは足元から」と言われるのかその理由

「おしゃれは足元から」と言われる理由

靴は服より洗わない

外に着ていく服は基本的に、家に着いたら脱いで部屋着に着替えます。外着は一度着て、家に着いたら多くの人が洗濯します。中には2から3日洗わない人もいるでしょうが、靴より洗う頻度が多いことは確かです。

一方靴を毎日洗う人はまずいないでしょう。少なくとも私は、毎日靴を洗っている人を一人も知りません。服は汚れても目につきにくい汚れですが毎日洗っている人がほとんど。靴は目につく汚れが付きやすいにもかかわらず毎日洗っていないのです。中には一度も洗うことなく、穴が開くまで履きつぶす人もいるでしょう。

靴は服よりデザインの幅が広い

誰が見ても「この服は〇〇ブランドの服だ」と当てることのできる服はあまりありません。正直どのブランドの服も、見た目には大きな差がないのです。好きなブランドの服であれば「この服は〇〇ブランドの服だ」とわかる場合もありますが、誰が見てもわかるわけではありません。

ファッション業界が活性化して、機能や品質に差がなくなってしまう現象・コモディティ化と呼ばれています。日本語では一般化と言います。誰が見ても「この服は〇〇ブランドの服だ」とわかるとしたら、ハイブランドの服くらいです。

一方靴はそんなことありません。比較的誰もが「この靴は〇〇ブランドの靴だ」と理解できます。ロゴマークが大きく主張しているタイプのものが多いですし、形もそれぞれのブランドに特化しています。

最近でこそ服並みに安い靴も見かけるようになりましたが、誰もが知ってるブランドの靴は安くても5,000円以上します。服ほど安くないのです。

つまり靴を見れば、性格や生活スタイル、心の余裕、おしゃれ度、個性などをある程度把握できるということです。

全身を映す鏡「姿見(すがたみ)」が玄関にあるとは限らない

皆さんのお部屋にはきっと全身を映す鏡「姿見(すがたみ)」があると思います。実際に服を着て、「姿見」をみて、おしゃれかオシャレじゃないか判断してから外に出かけていると思います。

一方靴は玄関にあります。玄関に「姿見」のないご家庭の場合、靴を部屋にもっていかないと、服と靴を合わせた際のおしゃれ度をチェックできません。

つまり、服だけ見たらオシャレであっても、靴だけの問題でファッションコーデ全体を台無しにしてしまう場合もあり得るのです。

靴を見てどのように判断されるのか

  • 履き方(かかとがつぶれているとか)で性格や生活スタイルを判断できる
  • 汚れ度合いで、お手入れする心の余裕がある人かどうか判断できる
  • 汚れ度合いと靴へのこだわり方で、服のように人に見られやすい、表面だけを大事にする価値観かどうか判断できる

以上、説得力高い判断基準を箇条書きにしてみました。かかとがつぶれていたり、靴ひもがほどけそうになったままだったり、靴を見れば確かに、性格や生活スタイルをある程度判断できそうです。

汚れたまま履き続けている人だとしたら、靴をお手入れする余裕のなさがうかがえます。靴は汚れたままなのに、服だけきちっとしている人であれば、表面だけを大事にしている人なのではないかと思えてきます。

当たっているかどうかはさておき、確かに、目に見えやすい服以上に靴は、性格の差が出やすいファッションアイテムといえそうです。

靴は服よりもメリット豊富

今や服は、プチプラで安いものを買っても、機能性も品質もデザインもそれなりのものを手に入れることができるようになりました。しかし服は面積が広いので、目立つ色や奇抜なデザインを身に着けることが恥ずかしいのです。

一方靴は面積が狭いので、目立つ色や奇抜なデザインであっても恥ずかしげもなく履くことが可能です。アクセントカラーの靴を履いていればオシャレなファッションコーデがキマります。

服と違って革製品を身に着けることも恥ずかしくないので、長い間履くことで、いい味(経年劣化)を楽しむことだって可能です。