人の会話や思い、気持ちに真摯に向き合うだけでモテるようになる

返報性の原理(法則)

友人の「興味・好き」に対して真摯に向き合い、前のめりに会話を聞いているだけで、相手もあなたの「興味・好き」を知ろうとしてくれます。そしてお互いの「興味・好き」について分かち合い、会話がかみ合うようになってくると、相手に人として好きになってもらえるようになります。

返報性の原理(法則)。人から好意を向けられたり、親切にしてもらったりすると、人間が自然に「お返しをしたい」と思う心理のことです。

例えば一緒に食事をしているときに、「はい、おすそ分け」といって友人が、あなたのお皿にから揚げを一つのせてくれたら、あなたも何かお返しをしなきゃと思うはずです。つまり、自分の方から相手の「興味・好き」を知ろうと努力すれば、相手もあなたの「興味・好き」を知ろうとしてくれるわけです。こうしてお互いにお互いの興味・好きを分かち合えれば、より親密な関係性に発展していくのです。

友人の会話を深く聴く方法

先生と教師の関係を目指す

好きなことを分かり合える同じ趣味の人と、好きなだけ話して過ごすひと時は、それはもう素敵な時間です。あなたが男性であれば、お化粧やファッションなど、興味がない内容だったとしても、一生懸命に学ばせてもらい、それを知る努力をします。なぜ相手がそれに深い興味を抱くのか、その魅力について深く掘り下げていきます。

あなたが女性であれば、車や時計など、興味のない内容だったとしても、一生懸命に学ばせていただき、それを知る努力をします。なぜ相手が車や時計などのように、無機質な、油っぽい何かに興味を抱くのか、その魅力について深く掘り下げていきます。

自分一人で学んで来るのではなく、相手に聞きながら、相手が提案してくる内容に従って学んでいきます。つまり、先生と生徒のようなカタチを目指します。

あなたが化粧品のことを教えるときはあなたが先生です。しかし、あなたが車について学ぶときにはあなたが生徒になります。互いに、互いの「興味・好き」について学び合う関係が理想的です。

「現在→過去→未来」の順番に会話を掘り下げる

相手がただの知り合いであろうと、友人であろうと、恋人であろうと、会話で最も重要になるのは、「未来の話」です。この先相手のために、あなたができることは何か、あなたに、相手の「楽しい」をどのように最大化できるのか、さまざまな情報に耳を傾けていきます。

会話を掘り下げる順番は、まず第一に、もっとも話しやすい「現在の話」から聞かせてもらうようにします。現在について深く知ることができたなら、二番目に話しやすい「過去の話」を掘り下げます。もっとも会話が難しい「未来の話」は最後。3段階シフトさせていくことが、相手の話を聞くためのセオリーです。

6W4Hを意識して掘り下げる

友人の「興味・好き」について、「現在→過去→未来」の順番に、6W4Hについてゆっくり焦らず楽しく話を聴いていきます。

  • What:何が欲しい?何がよい?何が嫌?
  • Who:誰が?誰と?
  • Whom:誰に?
  • When:いつ?
  • Where:どこで?
  • Why:なぜ?
  • How:どのように?
  • How much:いくら?
  • How many:どのぐらいの規模?
  • How long:どのぐらいの期間?

全部を聞き出す必要はありません。相手が会話を楽しめることが最優先。6W4Hの情報は無理しない程度に聴いてみます。「現在→過去→未来」の順番にとは、例えば「何が欲しい」について、今欲しいもの、昔欲しかったもの、将来的には何が欲しいのかといった感じになります。

友人「『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が5月4日より公開されたんだー! 早く見たい!」
あなた「おぉー! よかったじゃん! ベネディクト・カンバーバッチさんが好きって言ってたもんな? ベネディクト・カンバーバッチさんのどんなところが好きなの?」
友人「えー! いっぱいあって難しいけど! なんか英国紳士って感じ! 現代の貴族っていうか……」
あなた「あぁー、確かに貴族って感じの風格あるよね! 他には?」
友人「んー……、あ! あと、凛とした佇まいなのに、クシャっと笑うんだよ! チョーかわいい!」
あなた「なるほど! 上品でいてキュートというギャップが魅力なんだね?」
友人「そーそー! それ! そのギャップにすんごい惹かれちゃうんだよ!」
あなた「マルチバースで何作目だっけ?」
友人「2作目だよ!」
あなた「じゃあ、まずは1作目から見てみようかな。」
友人「ぜひ観て! 絶対ハマるから!」
あなた「うん、帰ったら観てみるよ。マルチバースは4DXの劇場公開もするの?」
友人「うん! するって公表されてたよ!」
あなた「4DX観たことないんだけどさ、1作目は今日中に見るから、よかったら今週末、一緒に観に行かない? もちろんお願いしているのはこっちだからおごらせて!」

以上のように、6W4Hを意識しながら質問していきます。一度、過去の作品について時間をさかのぼり、最後に未来について、ちゃっかり一緒に映画を観に行く提案をしてみました。今回は、相手の「楽しい」をどのように最大化できるのかに対して、4DXの映画を一緒に見に行くという選択肢を取りました。

「興味・好き」だけではなく、「不満・悩み」に向き合う

友人や恋人関係に発展して、順調に信頼関係を積み重ねていくことができると、いつか友人・恋人から、自分の「不満・悩み・苦しみ」についてお話ししてくださる、光栄な機会に遭遇します。そのような光栄な機会に恵まれたのであれば、まずは謙虚に、「聴かせていただく」という真摯な姿勢を心がけましょう。

「聞く」ではなく「聴く」です。声が自然と耳に入ってくる「聞く」ではなく、積極的に耳を傾ける「聴く」の姿勢です。「不満・悩み」に向き合う姿勢なので、話が弾むようなキャッチや投げ返しの必要はありません。ゆっくりと落ち着いた低い声でうなずいたり、あいづちをうったり、オウム返ししたり、友人・恋人が安心してお話しできるよう気を配ります。

「不満・悩み・苦しみ」について話すときは、相手の頭の中が整理されていないことが多いので、話が広がり過ぎたり、話がいろいろ飛んだり、深くなったり浅くなったりします。そのような場合には、「えぇと、それは〇〇という解釈であってるかな?」といったように、友人・恋人の言ったことを、あなたが代わりに要約してあげます。すると友人・恋人の頭の中が整理されて、続きを話しやすくなります。

「不満・悩み・苦しみ」を聴くときにはいつも以上に、「バイステックの7原則」や「モテない・嫌われる会話」を意識して、友人・恋人にとっての情緒的支援者になれるよう努力します。友人・恋人の言っていることだけに耳を傾けるのではなく、声のトーンまで聴き分けます。

焦らせてはいけません。あなたのあいづち、うなずき、オウム返し、要約といった話のスピードや声のトーン、姿勢や表情までも、友人のペースに合わせます。あなたの目もフルに使って、目、眉、頬、口元、肩、手、足などの動きにも注目。友人の感情を理解するよう努めます。

いろいろな面に気を配りながら、慎重に、6W4Hの内容を、現在、過去、未来の順番に聞いていきます。未来については、現在の不満が、どのように改善されることが理想なのかを聴いてみます。聞いた現在の不満、過去がどうだったのか、理想の未来については、スマホのメモ帳などに書き留めておきましょう。

あなたを信用して、心を開いて教えてくれた、友人みんなの心の本音・不満、愚痴という原石を書き溜めておき、あなたが近い未来、もしくは遠い未来、どのようにかかわり、どのような手助けができるのか、しっかり考え、行動に移すことができるように準備します。