失敗しない『香水』の選び方5つの注意

時間経過とともに香りの表情を変える香水。中心となるニオイが香る前に香水を選択すると、後々なんだか違うと後悔してしまう恐れがあります。

3段階に変化する香水本来の香りが香るまでに時間がかかるからです。そこで今回は、失敗しない正しい香水の選び方をご紹介したいと思います。

香水の香りは時間経過で変化する

香水の香りは通常、つけてから香らなくなるまでの間に、香りが3段階に変化します。香水の香りはとても複雑で、少なくとも30種類、中には200種類を超える香料が配合される香水もあるそうです。

「バラの香り」と記載されていても、バラだけが使われているわけではないのです。たくさんの香りがブレンドされていおり、絶妙な香りのハーモニーを紡ぎ出しています。

しかし、混ぜられた香料はそれぞれ、同じタイミングで香って、同じタイミングで消えていくわけではありません。つけてすぐに香り出す香料もあれば、つけてから2~4時間後に香りだす香料まであります。時間経過とともに様々な香りの表情を見せる魅惑的でミステリアスな香水。香りの変化も含めた香水とのお付き合いが必要です。

良い香りだと思ったその香りの持続時間はたったの10分

つけてからたったの10分くらいで香りが落ち着いて、ほとんど香らなくなってしまう部分を「トップノート」といいます。

例えば香水屋さんで香りを試し、「このニオイ好きだな」って選んだ香水は、最初の一瞬にだけ見せる、ほんの一部分の香りの表情でしかないのです。しかも「トップノート」の香りは、アルコールと一緒に揮発しているので、ツンとした刺激的な香りが特徴。

ですからもし「香水はどれもきつくてあまり得意ではない」とお考えの方がいるのであれば、それは最初の香りだけを体験しているからが理由の可能性もあるのです。

同じ理由で、「この香りはあまり好みじゃない」と断定した香水が、実は最もあなた好みの香水である可能性も秘めているのです。

最低10分、できれば30分後の香りで決める

香水をつけてからおおよそ30分後から3時間後まで香る香りが、その香水本来の香りです。全ての香料がバランスよく香る部分で「ミドルノート」と呼ばれています。ですから失敗しない正しい香水の選び方とは、「ミドルノート」と呼ばれる、最も長く香る香りで決めることです。

香水屋にあるムエット(ニオイ紙)に香水をつけて2、3回振ればいいのではと思うかもしれませんが、それではアルコールが飛ぶだけ。「トップノート」の部分の香料は最低でも10分間は香ります。その香水が好みかどうかを判断するなら、最低10分後の香りで決めましょう。

体臭と体温でも変化する神秘的な香水

ムエット(ニオイ紙)に香水をつけて2、3回振ったときの香りで香水を選ぶことはオススメしないこと、すでにご紹介しました。そのときの香りが「トップノート」と呼ばれる、最初の10分間程度しか香らない部分だからです。

しかし実は、ムエットをオススメしないもう一つの理由があります。人によって香りが多少変化するからです。なぜ変化するのかというと、香水には、人の体臭と混ざり合って香る特徴と、体温が高いほどによく香るという特性があるからです。

つまり、ムエットにつけた香水の香りで決めても、実際につけた時に「購入する前はいいと思ったんだけどな」って感じてしまうことがあるのです。

失敗しない香水選びは気長にゆっくり

香水本来の香りが、つけてから10~30分経過後の香りである以上、すぐにはあなた好みの香水に出会えません。香水は恋愛と結びつけられて考えられますが、あなたの運命の相手に簡単に出会うことができないのと同じだと考えなければなりません。焦りは禁物。きっとあなたの理想の恋人(香水)に出会うことができます。