信頼関係を構築するモテる基本姿勢バイステックの7原則とは

バイステックの7原則とは、アメリカのケースワーカーで社会福祉学者のバイステック(バイスティック)氏が定義した信頼関係を構築するための基本姿勢です。

友人や同僚などの悩みや苦しみ、迷いや怒りといった感情に寄り添う際に、バイステックの7原則を心がけることで信頼関係をスマートに構築していくことができます。友人関係や恋人関係は信頼関係という土台の上に構築されていきます。つまり、友人や同僚に好かれ、恋人になれる可能性が上がります。

1,個別化

一人ひとりの人間が抱える困難や問題は、どれだけ似ていたとしても、他の人が抱える困難や問題とは異なる「同じ問題は存在しない」という考え方。人格や環境を決めつけるという「ラベリング」や、同じような問題をひとくくりにまとめてしまう「カテゴライズ」をすると信頼関係が壊れていくことになります。先入観や偏見も、信頼を揺るがす敵です。

2,受容

頑張っていることや楽しんでいること、好きなことなど、考え方は人それぞれです。人それぞれの考え方を「頭から否定せず、どうしてそのような考え方になるのかを理解する、受け入れる」という考え方。環境や経験も異なるのであれば思考や考え方も異なるのは当然のことなのに「全否定」するような言動や態度は信頼関係を崩す結果になります。「いや・でも」が口癖の方は注意。

※何もかもを受け入れろという原則ではありません。周りも自分も幸せにという前提があるので、道徳的に反することや社会のルールに反することまでを受け入れてはなりません。

3,意図的な感情表出

「人それぞれの感情表現の自由を認める」という考え方。特にネガティブな発言や独りよがりな発言は認められない傾向にありますが、そのような機会を、心の内を知るチャンスと思い、そのような発言に至る外的要因と内的要因を俯瞰します。さらにその悪い感情をその場ですべて掃き出してあげられるよう雰囲気や立ち位置、声かけ等を配慮・サポートします。「そのようなことは言ってはいけない」といったように否定すると逆に信頼関係は壊れていきます。

4,統制された情緒的関与

「相手の感情に呑み込まれないようにする」という考え方。相手を理解するために思いや考え方を聴くのですから、一緒になって感情を暴走させてはなりません。冷静に話を聞いて、相手が不幸せな方向に向かわないようにすることが前提条件。感情のコントロールを手放して一緒に暴走したり、問題の本質を見ようとしなかったりすると、不幸せになる行動を促してしまいます。結果よくない方向に進んでしまっては当然のように信頼を失います。

5,非審判的な態度

「相手の行動や思考に対して善悪の判断をしない」という考え方。ですから「いい」とか「悪い」と言ったり、いいか悪いかを伝えるような態度もいけません。いいとか悪いとかの肯定・否定は本人の判断に任せます。〇〇=いい、△△=悪いとするのではなく、広い視野で俯瞰したり立ち位置を変えることで、メリット・デメリットの両面を自分の言葉・自分の意見として正直に伝えます。

6,自己決定

「自らの行動を自らで決定する」という考え方。どんな選択肢であっても主体は相手であってあなたではありません。未来に明らかな失敗が見えたとしても、その後の成長を信じることで審判的にならずに助言程度におさめます。当たり前のことですが、命令したり強制したり支配することで得られる信頼など存在しません。

7,秘密保持

「個人情報を他人に漏らさない」という考え方。知り合いに言いふらしたり、Twitterとかで公にするなんてことは最悪な選択肢です。1から6の原則に反することを続けると、信頼は少しずつ失われていきます。しかし秘密保持だけは一発で信頼を失うばかりか、他の人からの信頼も失うことになります。本人にバレなきゃいいという考えは甘すぎます。情報を漏らした相手からの信頼はすでに確実に失われています。そして伝言ゲームのように他の人にも、あなたが情報を漏らしたと言いふらされて全員からの信頼を失います。